土地を更地にしてから売る場合はデメリットもあります。
このページでは、土地を更地にしてから売る場合に生じるデメリットを3つご紹介します。
土地を売る際に、更地にするかどうか検討している人は、このページでデメリットについても確認しておきましょう。
土地を更地にしてから売る場合に生じるデメリットには下記のようなものがあります。
1. 建物を解体するのにお金がかかる
土地を更地にする場合は、お金を払って業者に解体工事を依頼することになります。
そのため余分にお金がかかります。
解体工事にかかる費用の相場について、一般的な木造住宅であれば1坪あたり3~5万円です。
費用は解体する建物の大きさや、建物のある場所への重機の搬入のしやすさなどによって異なります。
多くのお金をかけて更地にしても、解体工事にかかった費用を回収できるくらいの高値で土地が売れるとは限りません。
更地にするべきかどうかは、物件によって変わってきます。
解体工事を依頼して更地にするかは、不動産会社に相談しながら決めましょう。
2. 固定資産税が高額になる
更地である土地は、建物がある土地に比べて固定資産税が高額になります。
マイホームが建っている土地については固定資産税を安くするという特例が用意されています。
しかし建物を解体して更地にすると、この特例を利用できなくなり、土地にかかる固定資産税が高くなってしまうのです。
とくに広い土地や資産価値の高い土地は、更地にすることによって固定資産税がいっきに高額になることがあります。
3. 解体した古家よりも小さい家しか建てられないことも
土地の条件によっては、同じ土地であっても次に建てる家の広さが制限されます。
代表的な制限である「接道義務」というルールでは、土地と接している道路を救急車や消防車が通れるよう幅4メートル以上にすることが定められています。
しかしルールができる前に建てられた家であれば、ルールは適用されません。
古家を解体して更地にして新たに建てると、ルールが適用されて建てることができる家の広さが制限されてしまうことがあります。
まとめ
このページでは、土地を更地にしてから売る場合に生じるデメリットを3つご紹介しました。
土地を更地にしてから売る場合はデメリットもあります。
売る土地を更地にするかどうか検討している人は、このページでデメリットについても確認した上で決めていただければと思います。